貸別荘においてのモグリ営業について
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Q) 貸別荘ってどれも同じなの?
A)
いいえ貸別荘と称して表面上同じようにみえても大きくふたつの営業形態に分けられます。
ひとつは宿としての旅館業、通常旅行者はこちらを選びます。もうひとつは貸家としての不動産業が有ります。
モグリ営業として問題になるのは後者の貸家としての貸別荘です。
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Q) 旅館としての貸別荘と貸家としての貸別荘ではどこが違うの?
A)
旅館と貸家の線引きは利用期間です。簡単に言えば1日単位で販売するのが旅館、
1ヶ月単位の長期で販売するのが貸家です。ですから1泊、2泊と短期で利用する場合は
旅館業としての貸別荘を選ばなければいけません。逆に貸家としての貸別荘は短期滞在の
旅行者を対価をもって泊めることはできないことになっています。貸家は宿ではないのです。
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Q) 貸別荘のモグリ営業ってなに?
A)
モグリ営業とはオモテ向きは貸家として営業し同時にウラで短期利用者を対価をもって宿泊させることです。
つまり旅館業の営業許可が無いにも拘らず旅館(貸別荘)を生業とする事を意味します。
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Q) モグリ営業の貸別荘のどこが悪いの?
A)
それを述べる前に旅館業の営業許可についてお話します。許可を取得するにはまず消防署の防火管理上の
厳しい検査に合格しなければなりません。次に保健所の検査にも合格し初めて営業許可証が発行されます。
また営業を開始してからも毎年6月頃に保健所の衛生検査の立ち入りが有ります。宿泊者名簿の点検や
清掃日誌の点検から始まり貯水槽のあるところは検査報告、食品を取り扱うところは衛生管理状況の点検、指導
温泉のあるところはレジオネラ菌の検査報告などがあります。とりわけレジオネラ菌検査は重要で宿ごとに年に数回
実施し時間とお金がかかります。このように旅館業の営業許可を取るのも大変だし取ってからも大変なのです。
だからこそ旅行者は安心して旅館業の営業許可のある貸別荘に泊まる事ができるのです。
さてモグリ営業の貸別荘はどうでしょう。以上のような検査、点検、報告義務などいっさいありません。
高級感をウリに世間相場より安価な価格を設定したり動物類も同泊可能であったりして集客に専念します。
しかし何かあった時の責任はそこを利用した旅行者の自己責任なのです。少しは御理解いただけたでしょうか。
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Q) どうしてモグリ業者は旅館業の営業許可を取らないの?
A)
営業許可を「取らない」のではなく「取れない」と言った方が正しいかと思います。
全てのケースがこうだとは言いきれませんが、例えばこんな事例が有ります。過去に個人の別荘や会社の保養施設
として建てた建物を今度は旅館業の貸別荘として使おうとした場合、建物の使用目的を変更しなくてはなりません。
用途変更と言いますが、各自治体の都市計画課でその地域ごとに相応しい建物を建てるように決められています。
つまり決められた地域以外で旅館を建てることはできないのです。当然旅館として営業もそこではできないのです。
建物の用途変更の申請の時点で却下されるでしょう。たぶんモグリ業者はこんな経過をたどったのだと思います。
そこで仕方なくオモテ向きはその地域で許されている貸家として営業を続けざるを得ないのです。
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.Q) モグリ営業の貸別荘の見分け方を教えてください。
A)
まず言っておきたい事は貸家としての貸別荘なのですから長期滞在者を対象に経営する分には
何も違法性が無いという事です。そこでモグリ業者はこの事を隠れ蓑に使います。
つまりモグリ業者は貸家として経営している事を示すためのキーワードをホームページのどこかに表記しています。
そのキーワードを見つけることがポイントです。例えば「長期」「月貸し」「家賃」などです。「オーナー個人用別荘開放」
なども怪しいです。あと料金がどこにも明記されていない場合も要注意です。どうしてもわからない場合はストレートに
「おたくは旅館業の営業許可を取ってますか」と聞いてみる事です。言い訳めいた事を言った場合は要注意です。
逆にホームページなどに営業許可番号の表記をしている貸別荘ならまず心配は無いでしょう。
番号表記はそれほど自信と誇りをもって経営している証でもあります。